オーディブルおすすめ歴史小説【古代~室町時代】
火定
著者:澤田 瞳子
ナレーター:辻井 健吾
己のために行なったことはみな、己の命とともに消え失せる。
時は天平。高熱が続いた後、突如熱が下がる不思議な病が次々と発生。後に都全体を襲うことになる天然痘の前兆であった。治療にあたる医師たち。混乱に乗じて病に効くという札を民に売りつける者もいた…
病の原因や特効薬がなく、感染=死という状況の中で、わが身を顧みずただ目の前の命を救うためだけに戦い続けた医師たちの物語です。
はなとゆめ
著者:沖方 丁
ナレーター:下田 レイ
なぜ彼女は、『枕草子』を書いたのか――。
8歳の清少納言は、帝の妃である17歳の中宮定子様に仕え始めた。華やかな宮中の雰囲気になじめずにいたが、定子様に導かれ、その才能を開花させていく。
正直教科書で名前しか知らなかった清少納言。この作品を読んで私の中で一人の女性として命を吹き込まれました。
私本太平記
著者:吉川 英治
ナレーター:三好 翼
幕府の横暴。朝廷の狷介。代々継がれる因縁。
足利又太郎が上洛した都の夜霞は酒の匂いを含んでいた。十年前には百軒とはなかった醸造元が、当今では洛中だけでも二百四、五十軒をこえる。この凄まじい酒屋繁昌は、人心の何を語っているものか。
鎌倉から室町への政権交代を巡る人間模様を描いた大作です。
極楽征夷大将軍
著者:垣根 涼介
ナレーター:菅沢 公平
なぜこんな人間が天下を獲れてしまったのか?
混迷する時代に、尊氏のような意志を欠いた人間が、何度も失脚の窮地に立たされながらも権力の頂点へと登り詰められたのはなぜか?
権力を持つ者の苦悩と悲哀が描かれています。歴史は繰り返されると改めて感じる、現代にも通じる物語です。
オーディブルおすすめ歴史小説【戦国時代】
黒牢城
著者:米澤 穂信
ナレーター: 荻沢 俊彦
城内で起きる難事件に官兵衛が挑む
本能寺の変より四年前、天正六年の冬。事件の裏には何が潜むのか。戦と推理の果てに村重は、官兵衛は何を企むのか。
時代劇をこのような形で極上のミステリーに仕上げる米澤さんの筆力。見事な作品。さすが直木賞受賞作です。
豊臣秀長
著者:堺屋 太一
ナレーター:越村 友一
名将・名参謀と呼ばれる人物は数多いが、名補佐役はきわめて少ない――。
豊臣秀長。卓越した実務能力と抜群の調整力、非凡な統治能力で、脆弱な豊臣家の体制を支え続けた、日本史上屈指のナンバー2と呼ばれる男の生涯を丹念に描く歴史巨編。
秀吉が天下取りになれたのも、弟秀長の下支えがあったからこそ。サポート役に徹した秀長という人を知る素晴らしい歴史本です。
軍師二人
著者:司馬 遼太郎
ナレーター:銀河 万丈
小説を書くようになっても、わたしは【日本とは何か】ということばかりを書き続けてきた
戦国の英雄たちの中でも突出した将才をもつ二人、後藤又兵衛と真田幸村の大坂の陣における葛藤と互いの深い洞察が描かれた作品
登場人物一人ひとりが大変魅力的で、生き生きと描かれており、司馬文学の魅力の一端を感じられました。
三河雑兵心得 足軽仁義
著者:井原 忠政
ナレーター:柏野 昌俊
謀反人になってしまった新米足軽・茂兵衛の運命やいかに!?
喧嘩のはずみで人を殺め、村を出奔した18歳の茂兵衛は、松平家康の家来である夏目次郎左衛門の屋敷に奉公することに。だが時悪しく一向一揆が勃発。熱心な一向宗門徒である次郎左衛門は主君に弓引くことを決意する。
一番下から這い上がる有り様が現代に通じる最高の作品です。三河地方の訛りが取り入れられている点も見どころです。
じんかん
著者:今村 翔吾
ナレーター:堂島 颯人
天下の将軍を暗殺し、東大寺の大仏殿を焼き尽くす――。
時は天正五年(1577年)。ある晩、天下統一に邁進する織田信長のもとへ急報が。信長に忠誠を尽くしていたはずの松永久秀が、二度目の謀叛を企てたという。やがて信長は、かつて久秀と語り明かしたときに直接聞いたという壮絶な半生を語り出す。
登場人物の会話が多くて、自分がその場にいるような錯覚に陥ります。九兵衛が松永弾正になった足跡を人間の心の葛藤から解き明かしており読みごたえ抜群の作品です。
塞王の楯
著者:今村 翔吾
ナレーター:岩崎 了
どんな攻めをも、はね返す石垣。どんな守りをも、打ち破る鉄砲。
秀吉が死に、戦乱の気配が近づく中、琵琶湖畔にある大津城の城主・京極高次は、匡介に石垣造りを頼む。攻め手の石田三成は、彦九郎に鉄砲作りを依頼した。大軍に囲まれ絶体絶命の大津城を舞台に、信念をかけた職人の対決が幕を開ける。
第166回直木賞受賞作。現代の核戦争や人の中に共存する矛盾など、小説から感じ取れるメッセージが哲学的で面白いです。
海狼伝
著者:白石 一郎
ナレーター:後藤 敦
海に生きる男たちの夢とロマン
戦国時代終盤の対馬。海と船へのあこがれを抱いて育った少年・笛太郎は、航海中、瀬戸内海を根城とする村上水軍の海賊衆に捕えられた。その後笛太郎は織田信長の水軍との海戦に加わるなど力量を発揮、比類なき「海の狼(ウルフ)」へと成長していった……。
第97回直木賞受賞作。疾走感、爽快感がとても気持ちよく、達者な文章で読みやすい作品です。
黒田如水
著者:吉川 英治
ナレーター:前田 弘喜
戦国時代終わりに近づくとき【二兵衛】と呼ばれる天才軍師が現れる。
黒田官兵衛と竹中半兵衛。この二人の出会いが戦国時代の終わりの歴史を彩る。
軍師と呼ばれ、策を講じるイメージの強い黒田官兵衛ですが、一人の武将としての一面が多く描かれている作品です。
細川ガラシャ夫人
著者:三浦 綾子
ナレーター:村上 めぐみ
命をかけて愛と信仰に生きた明智光秀の娘・玉子の生涯
乱相次ぐ時代において、女性は男性の所有物であり、政略の具でもあった。明智光秀の娘として何不自由なく育てられた玉子も、やがて織田信長の命により細川忠興へ嫁ぐこととなる。
この時代の女性の生き方について色々考えさせられる作品です。人公の嬉しさや悲しさがひしひし伝わってきます。
オーディブルおすすめ歴史小説【江戸時代】
家康、江戸を建てる
著者:門井 慶喜
ナレーター:東 正実
北条家の旧領関東二百四十万石を差し上げよう
天正十八年、関白・豊臣秀吉は徳川家康に囁いた。その真意は、水びたしの低湿地ばかりが広がる土地と、豊饒な現在の所領、駿河、遠江、三河、甲斐、信濃との交換であった。なぜか家康はその国替え要求を受け入れた…。ピンチをチャンスに変えた究極の天下人の、面目躍如の挑戦を描く快作誕生!
家康の武将としてより為政者としての発想の豊かさをあらためて実感しました。先人たちのおかげで今があると再認識できる作品です。
宮本武蔵
著者:
ナレーター:
たそがれ清兵衛
著者:
ナレーター:
わが殿
著者:
ナレーター:
まいまいつぶろ
著者:
ナレーター:
もしも徳川家康が総理大臣になったら
著者:
ナレーター:
もしも彼女が関ケ原を戦ったら
著者:
ナレーター:
オーディブルおすすめ歴史小説【世界史】
三国志
著者:
ナレーター:
同志少女よ敵を撃て
著者:
ナレーター:
蒼穹の昴
著者:
ナレーター:
ものがたり世界史 古代~近代へ
著者:河原 孝哲
ナレーター:盆子原 康
ヒストリーの語源は、ストーリーと同じである。
時代、地域ごとに語り部が入れ替わり、古今東西の歴史をひもといていく。
激動の人生を生きた世界史上の人々の別の顔が垣間見え、面白すぎてページをめくる手が止まらなくなる、新しい参考書。
スラスラ読めて歴史の面白さにあふれており、「へ~」や「そうなんだ」という言葉が自然と出てきてしまう本です。
水滸伝 1 曙光の章
オーディブルおすすめ歴史小説【日本史】
日本史サイエンス
著者:
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教科書では絶対教えない 偉人たちの日本史
著者:
ナレーター:
北条氏の時代
著者:
ナレーター:
日本史サイエンス
著者:
ナレーター:
13歳の君と、戦国時代の「戦」の話をしよう。
著者:
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